株式会社一号舘様
流通・小売業
スーパーマーケット、ホームセンター、ディスカウントストア 全35店舗(2016年12月現在)
システム構成
基幹システム) 某メーカー様 パッケージ
周辺システム) 当社スクラッチ開発
・HHTシステム(店舗:発注、棚卸等)
・PDAシステム(店舗:発注、棚卸等)
・JCAシステム
・WEB帳票システム
・生鮮買付システム
・OCRシステム
・グループウェアシステム ※某社パッケージ 当社でカスタマイズ及び導入
店舗システム) 某メーカー様パッケージ
インタビュー
当社担当者
株式会社システムアシスタンス
システム部 部長
後藤克也
お客様担当者
株式会社一号舘
総務部電算担当 電算室室長
藤原弘治様
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後藤
いつもお世話になります。本日はお時間を頂きまして有難うございます。貴社の業務システムについて質問させていただきます。宜しくお願いいたします。
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藤原様
宜しくお願いします。
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後藤
当社が関わらせて頂く前は、どうされていたのですか?
なぜ当社は関わらせて頂けたのですか? -
藤原様
私が情報システムの責任者になったのは、現行システムの稼働が安定してからです。それ以前は情報システムの窓口として活動していました。主に汎用機の周辺システム(Windowsサーバー系)の管理を行っていました。
移行前は某SI企業様に数十年間守りをしてもらっていました。前任者が弊社営業部隊からの要望を細かいところまで聞いてコボルで開発し運用していました。しかし、仕様書は一切残されていませんでした。自分もコボルの開発はしておりましたが、1,000本以上ある業務プログラムを今後も守り続けるのは困難だと感じて居ました。
前室長の定年が控えており、このコボル資産を引き継ぐのは大変だという考えに理解を示してもらいまして、次期システムはオープン系と決まりました。
そこからプロジェクトが開始されました。複数のメーカー・ベンダーから提案をもらい、一番最後に提案してきていただいたのが貴社でした。前任者との古くからのご縁もあり、そこから打ち合わせを重ねる事になったと聞いています。
後藤)最初は通話料金削減のコンサルでお伺いしました、懐かしいです。 -
後藤
リプレースの委託は、他メーカーと比較して当社を選んでいただけた訳ですか?
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藤原様
まず、流通業に対応している基幹業務パッケージを保有している事が大前提でした。SA様単独では適切なパッケージを保有していなかったので契約できていなかったと思います。某メーカー様とパートナーとしてコンペに参入していただいたので商談の土俵に乗っていただきました。
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後藤
某メーカー様のパッケージが優れていたから、我々が受託できたのですか?
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藤原様
今、使用しているパッケージが一番優れていたかどうかはわかりません。その他は実際に使用していませんし。ただ、今回の移行は弊社としても大きなチャレンジでした。汎用機からオープン系への切替、それに加えて受発注システムのEDI化やインストアコードで発注していたものをJANマスタへの切替という部分もありました。それにはある程度、弊社のシステムを把握していただいている必要がありました。そういった意味で弊社の悩みや期待といったものを汲んでいただき何回も繰り返し通っていただけて商談ができたのが、大きなポイントだったのではないでしょうか。
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後藤
ズバリ、某メーカー様と当社に任せて、良かったですか?
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藤原様
ズバリ良かったです。体力的にも精神的にもお互い疲れたと思いますが・・・。
先程から申し上げているように数十年使ってきた仕様書もない継ぎ接ぎだらけのプログラムと汎用機をオープン化するわけです。ある程度の覚悟はしていましたが大変でした。お互い熱くなった事もありましたが今となっては良い思い出話です。メーカーの安定した基幹システムと、貴社の業務知識とタフなフォロー体制に守られているという部分では安心感があります。 -
後藤
存じ上げては居りますが・・・記事にするので構成などをお聞かせください。
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藤原様
はい。基幹システムは某メーカーのパッケージが稼働しています。大幅にカスタマイズしていますので原型とはかなり違いますが。そして、基幹システムと連携する周辺システムが稼働しています。
周辺システムでは店舗にてHHT端末(ハンディターミナル)、PDA端末(自動発注運用で使用)を利用し売場の状況に応じた発注業務を行っています。
またグループウェアも活用し情報共有、コミュニケーションの活性化を行い業務の効率化とスピードアップを図っています。周辺システムは貴社に面倒をみてもらっています。 -
後藤
では、当社に期待する事は何ですか?
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藤原様
現在もフットワーク軽く対応していただいていますが、そのスタンスを継続していただきたいと思います。最大は業務を止めない事です。当社は年中無休で営業している店舗もありますのでこれが最低条件となります。困った時に連絡がつかなかったり、初動が遅いといった事では困ります。迅速に対応していただき業務運用をサポートしてくれるのが一番重要です。
システムにトラブルがあっても迅速に復旧・対応していただき売場にはキチンと商品が並んでいる。
小売業では小売が起点となります。その中で本部システム→店舗→御取引先様→お客様へとつながっていきます。四つ巴の良好な関係が守られる為にも「絶対に止まらない仕組み」が必要です。
また、豊富な業務知識も大切です。定期的に打ち合わせをする中で弊社の悩みを理解・共有していただき新たな提案をいただく為には情報収集能力も大切です。
こういった思いを理解していただきご協力いただきたいです。 -
後藤
承知いたしました。今後も痒いところに手の届く キラリと光るSE集団を目指します。本日は有難うございました。
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藤原様
今後も宜しくお願いいたします。